皆さんは、お墓の準備されていますか。
「墓じまい」の単語が巷を騒がせるようになって、どのくらい経ったでしょうか。
墓じまいを始めた人、考えている人が身近にいますか。

墓じまいと永代供養の違いは?

永代供養とは・・・遺骨を永代に供養してもらう事

墓じまいとは・・・現在のお墓を解体・撤去して、その使用権を管理者に返却すること。
元のお墓から出して遺骨を別の場所や別の形で供養する必要がある

墓じまいの種類として
・改葬(移転)
・永代供養墓
・納骨堂
・海洋散骨  などがあります。

墓じまいが増えた理由は?

墓を守る後継ぎがいない
お墓が遠方にある
維持管理の負担が大きい など

世の中の墓じまいは、どうなっているの?

厚生労働省の衛生行政報告データによると、
先祖代々のお墓を解体撤去して改葬した事例数は以下の通りです。

2016年は9万7,317件
2018年は11万5384件

数字から読み取れることは、少子高齢化や核家族化が進み、
単身者 夫婦のみ、夫婦と未婚の子、シングル家族などの小さな家族構成が増えたため、
親世代が、自分の子供達には同じ思いをさせたくないとの思いから
墓じまいが増えているようです。

お墓に対する価値観の多様化

3世代4世代で一つ屋根の下で暮らしていた時代では、家族と感じる人が多かったですよね。
お墓は家族一族で入るもの 代々受け継ぐものいう考えが、小さいころから刷り込まれていました。

世の中の価値観が変わったように、お墓に対する価値観も変わっていったために
「負担をかけたくない」「無縁墓にしたくない」などの理由から墓じまいが増加した原因の一つかもしれません。

墓じまいの費用は?

石の解体撤去工事費 平均的な相場 1㎡あたり10万円程度
離檀料 法的な根拠はないのですが、3万から20万 1体100万円とも多々あります。新しい墓所代が必要となります。

お墓もサブスク?

話を今日のお題に戻しましょう。

お墓のサブスク あります!

三重県松坂市の会社が始めたものです。
手元供養では、ちゃんと弔いができていないと思ってしまう方もおられるそうです。

そこで、こちらの会社では、供養をサブスクリプション化にしています。
提携した寺院の移転ができるようになっています。
そのため、転勤しても、転勤先の寺院へお骨ごとお引越しが可能。

お墓の管理も不要。
ちなみに、初期費用は275,000円、月額(定額)3,980円
永代供養代などの費用も含まれています。お布施などの強制もありません。

ちょっと魅力的ですね。

もう一社 東京の会社をご紹介します。

屋外ある集合型のお墓です。引越先や実家の近くなどの希望する地域に納骨が可能。
初期費用が抑えられ、お墓の管理も楽ですね。

初期費用は、55,000円。月額3,980円。
自分のタイミングで解約が可能ですから、従来のお墓にしたいと思った時にいつでも解約ができることも使い勝手が良いと思います。

今日のまとめ

お墓のサブスクもありかもしれません。
しかし、使用している間は料金が発生しますので、従来のお寺さんに墓石を立てる形のほうが、安くなる場合も出てくるので、利用する際は比較検討が必要です。

ふるさと納税でお墓参りの代行をしてくれる自治体もあります。
お盆がやってきます。
家族でお墓の話をしてみませんか。