最近、処方箋の支払いが高くなったと感じていませんか?
それもそのはず。
2024年10月から、先発医薬品の一部が自費負担になったためです。
これまで、先発薬もジェネリック薬も同じく保険適用で支払っていました。
新制度では、ジェネリック医薬品がある先発医薬品を選ぶ場合、価格差の1/4が自己負担となる仕組みに変わりました。
高騰している医療費を抑えるために始まったものです。
ジェネリック医薬品とは?
先発薬と同じ有効成分を使っています。
品質や効き目、安全性が先発薬と同等のもので、厚生労働大臣の認証を受けて、国の基準に基づいて製造しているものです。
先発薬に比べて、開発費が少ないために、先発薬に比べて低価格な医薬品です。
価格が安いので、費用を気にせずに、治療ができますね。
負担の変化は?
具体的にどのくらい負担が変わるのか、計算してみましょう。
例えば、
• 先発薬の価格:500円
• ジェネリック薬の価格:300円
• 保険負担割合:3割負担の場合
2024年9月まで | 2024年10月から | |
先発薬 | 150円 | 190円 |
後発薬(ジェネリック) | 90年 | 90円 |
ちょっと詳しく計算すると
【2023年9月まで】
• 先発薬 150円(500円×3割)
• ジェネリック薬 90円(300円×3割)
【2024年10月から】
① 選定療養費(自費負担):(500円−300円)×1/4=50円+消費税=55円
② 保険適用部分の負担(自費部分を除く):{(500円−300円)×3/4+300円}×3割=135円
③ 患者負担額:190円
自費のため、消費税が課税されるんです。世知辛い。。。
こうしてみると、先発薬とジェネリック薬の価格差は意外と大きいですよね。
先発薬とジェネリック薬の使用割合
実際のところ、どれくらいの人がジェネリック薬を使っているのでしょうか?
厚生労働省のデータによると、ジェネリック医薬品の使用割合は80%以上といわれています。
これは、多くの人がジェネリック薬を選んでいるということになります。
一方で、約20%の人は先発薬を選んでいることになります。
それでも先発薬を選ぶ人が一定数いるのは、
• これまで使っていて安心できる
• 体質的にジェネリックが合わない
医師からのすすめ といった理由があるからかもしれません。
先発薬のメリット
では、先発薬のメリットとは何でしょうか?
1. 効果と安全性の実証: 先発医薬品は、長年の研究と臨床試験を通じて効果と安全性が確認されています。そのため、医師や患者から高い信頼を得ています。
2. 使用実績の豊富さ: 何年にもわたる実績があり、幅広い患者に使われているため、副作用や相互作用などの情報が豊富です。
3. 安定した品質: 製造工程が確立されており、添加物や製法にもこだわっているため、安定した品質が保たれています。
ジェネリックにも種類がある!
実は、ジェネリック医薬品にも違いがあるんです。
「AG(オーソライズド・ジェネリック)」って聞いたことありますか?
AGとは、先発薬を開発した会社が製造するジェネリック薬のこと。
• 有効成分・添加物・製法がすべて先発品と同じ
• 違うのは薬品名だけ!
• 添加物が同じなので、アレルギーがある方にも安心
通常のジェネリック薬は、先発薬と有効成分は同じですが、添加物や製法が異なることがあります。
そのため、体質によっては効果の感じ方が違ったり、アレルギー反応が出たりすることも。
しかし、AGは先発薬と全く同じ成分・製法で作られているため、そういった心配がほぼありません。
今日のひとこと
薬を選ぶとき、「安いからジェネリック」じゃなくて、自分に合ったものを納得して選ぶことが大事。
次回、薬局で「ジェネリックならAGで!」って言ってみるのもアリですよ!