皆さんは、オレンジや青色の年金手帳を初めてもらったのは、いつ頃でしょうか。
この年金手帳が、令和4年(2022年)4月に廃止になります。
なぜ、廃止になるかというと、日本年金機構では平成30年3月からマイナンバーで手続きができるようになりました。
住所変更届や氏名変更届の届け出が原則省略できるようになっています。
また、マイナンバーと紐づいた「マイナポータル」で自分の年金加入記録が確認もできます。
このように、年金手帳がないと手続等ができない時代は終わりました。年金手帳の必要性が無くなってしまったのですね。
そもそも、年金手帳には何が記載されているかというと、
手帳の見開き2ページ目に基礎年金番号と氏名 生年月日が書かれています。
平成9年1月から個人に振り当てられた基礎年金番号は、生涯変更になることはなく、この番号で被保険者期間や納付した保険料の履歴などが管理されています。
2022年4月から年金手帳が廃止されたら、代わりに「基礎年金番号通知書」というものが発行されます。
4月から新たに国民年金1号から3号の被保険者になる人に交付されます。
国民年金被保険者区分 | |
第1号 | 自営業者・学生など厚生年金保険に加入していない人(第2号第3号以外) |
第2号 | 会社員、公務員など厚生年金保険に加入している人 |
第3号 | 第2号被保険者に扶養されている配偶者で20歳以上60歳未満の人(サラリーマンの妻など) |
年金手帳と聞いて、「あれ、どこにしまったかなぁ」「会社に預けたままだっけ」と思った貴方。
安心してください。慌てて年金手帳の再発行をしなくて大丈夫。
4月以降に再発行依頼をすると、上記の「基礎年金番号通知書」が発行されます。
お手元に年金手帳がある方は、年金手帳が廃止されたあとも証明書類として有効ですから、大事に保管しておきましょう。
いろいろなものに紐づいていくマイナンバー。
便利でもあり恐ろしいと思うのは私だけでしょうか。