児童手当の支給期間を高校生までにするとか 
16歳~18歳の子どもについて扶養控除の見直しを検討するなど、
何かと異次元の少子化対策が騒がれています。

そもそも児童手当っていくらもらえるの?

現行の児童手当の制度が始まったのは2010年6月からです。

年齢1人当たりの月額
3歳未満15,000円
3歳以上小学校卒業まで10,000円(第3子以降は15,000円)
中学校卒業まで※110,000円

※世帯の所得制限あり
※15歳の誕生日以降の最初の3/31まで

所得制限を超える人には、児童手当ではなく特例給付(年齢にかかわらず月額5,000円)が支給されます。

2022年10月から改正児童手当法により、年収1,200万円以上の世帯には、この5,000円の支給が廃止されてしまいました。

児童手当の支給日はいつ?

6月(2-5月分)
10月(6-9月分)
2月(10月-1月分)

児童手当の入金口座は?

児童手当の支給を受けている方に入金口座先を聞いてみた。

児童手当の入金口座は、子供名義の口座にすることはできないため、両親のうち収入が高い人が振込先となります。(例外あり)
多くの家庭は、夫名義の口座が振込先となっています。

夫名義の口座は、生活費用の口座であるため、
光熱費やクレジットの引落 家賃などの引落で、いつのまにか児童手当が消えている家庭が多いのも事実。

使い道は?

貯金している
習い事に充てている
給食費や保育料、また生活費に充てている
教育費に充てている
貯金しているが、口座を分けていない

と様々です。

児童手当は、次世代を担う子供の健やかな成長に寄与するために支給されるものですから、
ミルク代やおむつ代 塾や習い事に充当しても全然おかしくありません。

児童手当の総額はいくら?

0歳~3歳  
15,000円×36か月=54万円
小学校まで 
10,000円×108か月=108万円
中学生   
10,000円×36か月=36万円
合計198万円

全部貯めていたら198万円 
まとまった金額になりますね。
高校入学の足しになります。

教育費っていくらかかる?

日本政策金融公庫  令和3年度「教育費負担の実態調査結果」によると

在学中の費用年間
国立大学103万円
私立大学(文系)152万円
私立大学(理系)183万円

巷で言われる子ども一人の教育費が1,000万円 
すべて私立だった場合は2,000万円。
子どもの教育は一生ものですが、お金のことは気になります。

教育費を学資保険で貯めてみる?

学資保険は将来の教育費用を貯めることが目的です。
また、万が一にも備えることが可能です。ちょっと有効な手段かも。。。

教育費を学資保険で貯めるメリットとデメリット

【メリット】
①子どもの学費を強制的にためることができる。

②子供口座に貯まったお金を流用したりできないから、強制的に貯められます。

③契約者(親)の死亡時に保険料の免除あり。

【デメリット】
①満期になるまで引き出せない。

②商品によっては元本割れすることもある。

③インフレに対応できない。
インフレとは、今 100円で買えるおにぎりが300円を出さないと買えない状態を言います。

今日のまとめ

貯金することが苦手な人 
教育資金を確実に貯めたい人は、
児童手当を活用して学資保険で教育費用を準備しましょう。

学資保険の保険料は、月々1~2万円から加入できます。

無理のない範囲で子供のための教育資金作りを始めることを考えてみましょう。

貯金は、貯めたい!と思った時がチャンス。
一日でも早く行動することが大切です。