相続税の申告準備のために、税理士から被相続人(亡くなった方)の死亡前5年分の通帳の提出を求められました。
なぜ、提出するのでしょうか。税理士先生に尋ねました。
税理士先生曰く、相続人は隠そうとするからだそうです。
例えば、「3年前に3,000万円の現金を貰ったけど、税務署にはバレないでしょ?」とか「少しくらい隠しても税務署にはわからないでしょ?」と名義預金をしていたり、贈与を隠したりします。
保険料の引落があるのに、その契約に対応する保険金がないなどを確認するためにに提出をしてもらうそうです。
確かに、親の加入保険も所有している銀行口座も別居している子供が知ることは難しいですよね。
もし、通帳を全部捨てていたら、どうしましょう。安心してください。
銀行に取引明細を取得することができます。ただ、発行手数料にはちょっと驚きます。
ちなみに、三菱UFJ銀行・みずほ銀行など1ケ月あたり330円
ゆうちょ銀行の場合 通帳1冊につき520円です。
相続税の申告が必要になる方は、通帳を残しておくことをお勧めしたいです。
皆さん、高齢になったご両親の加入保険状況と保有している銀行口座は、確認しておきましょう。