死後離婚って何ですか?

NHKの朝の番組で「死後離婚」を特集していました。
朝からぶっそうなテーマでした。

離婚は、お互いの合意があってはじめて成立します。
どちらか一方が亡くなっていたら「離婚届」にハンコを押せませんよね。

「死後離婚」するためには、「婚姻関係終了届」を本籍地または住所地の市区町村役場の窓口に提出することになります。

仮に、夫が死亡した場合でも、結婚により姻族となった夫の父や母とは親族です。
民法上も扶養義務があります。

この「姻族関係終了届」は、本人の意思のみで提出ができ、義理の父や母の同意は必要ありません。

姻族関係終了届を提出しても、
① 提出したことを夫の親族に通知されることもありません。
② 遺族年金には受給条件を満たしていれば受給は可能です。
③ 戸籍上は死別した配偶者と一緒の戸籍のままです。
④ 氏名も変わることはありません。

もし元の姓に戻りたいのであれば、「復氏届」を提出しなければなりません。

また、旧姓にもどり、お子さんを自分の戸籍に入れる場合は、家庭裁判所の許可が必要になり、ちょっと面倒な手続きが必要になります。

死後離婚を選択された方は、いろいろな思いから「姻族関係終了届」を提出されていると思います。

人生100歳時代、人生いろいろ。
死後離婚は、今後の人間関係に影響することです。撤回もできないので、感情論ではなく慎重に判断しましょう。

今日のおまけ

40年ぶりの相続法改正で、
夫の両親の介護や看病に貢献した嫁(親族)は、ご両親の相続の際に相続人に対して金銭請求が可能になります。
死後離婚すると「親族」に該当しませんので、ご注意を!

来年から変わります! その2

今年6月、働き方改革関連法案が成立しました。
そのうち2019年4月から施行される改正労働基準法では、労働時間と年休に関する部分が大きく変更となります。

変更その1
時間外労働の上限規制の導入
これまで労使間の定め(36協定)に委ねられていた上限時間に規制がかかりました。
一部職種を除き、時間外労働の上限が月45時間年360時間となります。

上限を超えた場合には罰則規制もあります。

施行日は、大企業が2019年4月1日、中小企業が2020年4月1日、自動車運転業務、
建設業、医師が2024年4月1日となっています。

変更その2
年休の取得義務化
年次有給休暇の付与日数が10日以上の労働者に対し、1年間で最低「5日」は会社が
労働者に年次有給休暇を取得させる。

施行日は、すべての企業で2019年4月1日から。

改正点は他にもありますが、
『働き方改革関連法』によって、これから順次、様々な規制の施行日を迎えることになり、企業は、その対応に追われることになります。

中小企業の経営者の皆さんも、「うちは中小企業だから、改正はまだまだ先のことだからね~」と悠長に構えている場合ではありません。

上場会社でも、今回の施行日に向け、改正内容を理解するために社員に対し啓蒙活動を行い、管理職に対しても法令順守のマネジメントができるように研修等で準備をしてきています。

今日のススメ
早めに改正労働基準法への対応を今から確実な準備をしましょう。

 

来年から変わります!その1

40年ぶりに民法改正があります。
ビジネス誌をはじめ、さまざまな雑誌で「相続」特集を組むと売上がアップするほど
皆さん 「相続」に関心が高まっています。

来年2020年1月13日から自筆証書遺言の方式が緩和されます。

自筆証書遺言を作成する場合には全文自書する必要があり、財産目録も全文を手書きしなければ
なりません。
財産が多数ある方には、大変な手間ですし、高齢者には全文の手書きは負担が大きかったのです。

今回の改正で、財産目録に限ってはパソコンで作成することが認められるようになります。
具体的には、
パソコンで目録を作成 ○
通帳のコピーを添付する 〇
登記事項証明書を添付 〇

ただし、財産目録には全ページを署名と押印をしなければなりません。
署名押印するために偽造も防止できます。

今回の改正により、財産が多い方にとっては、遺言書を書くハードルは下がりました。

しかし、書かされる人が増えるのではないだろうかと一抹の不安もあります。

今日のおまけ
遺言書で保険金受取人の変更ができることをご存知ですか?

LIFE SHIFT ライフシフト 人生100年時代を考える

昨日、東洋経済新報社主催のセミナーに参加しました。

ロンドン・ビジネススクール教授で「LIFE SHIFT」の著者でもあります

リンダ・グラットン教授の来日記念講演がありました。

「LIFE SHIFT」は昨年ベストセラーになった本ですが、

2007年に産まれた子の半数は107歳まで生きる という文章は衝撃的でした。

人生を100年と受け止めて考えていくと、働き方、学び方、年齢に対する考え方が変わります。

有形資産より無形資産(生産性、活力、変身する力)を大事にしたいと思いましたし、「人生のリスを取らないの?」いう言葉も響きました。

とても考えさせる本です。

LIFE SHIFT ライフシフト 人生100年時代を考える